DaVinci Resolveで動画編集をしていると、「ファイル名を変えたらオフラインになった」「フォルダを移動したら読み込めなくなった」といったトラブルに遭遇することがある。
フォルダ変更は再リンク、ファイル名変更は置き換えが基本である。本記事では、この違いと具体的な手順を初心者でも理解できるように解説する。
DaVinci Resolveでファイルがオフラインになる原因
ファイルの場所や名前を変えるとリンクが切れるのが原因である。
DaVinci Resolveでは以下が別々に管理されている。
- 元ファイル(PC上の動画ファイル)
- メディアプール上のクリップ(Resolve内の参照情報)
そのため、エクスプローラーでファイルを移動・リネームすると、Resolveが参照先を見失い「メディアオフライン」と表示される。
フォルダ変更とファイル名変更の違い
対処方法がまったく異なるため、ここを理解することが重要である。
フォルダ変更(ファイル名は同じ)
再リンクで一括復旧できる。
ファイル名変更
置き換えで個別対応するのが基本である。
メリット・デメリット
再リンクは効率重視、置き換えは確実性重視である。
再リンク
- メリット
- 複数ファイルを一括で復旧できる
- フォルダ単位でまとめて対応できる
- デメリット
- ファイル名が一致していないと使えない
置き換え
- メリット
- 確実に復旧できる
- デメリット
- 1つずつ指定する必要がある
フォルダが変わった場合の対処方法
再リンクで一括復旧するのが最も効率的である。
手順
- メディアプールでオフラインのクリップを選択
- 右クリック
- 「クリップ処理」→「選択したクリップを再リンク」
- 移動後のフォルダを指定
操作イメージ
元フォルダが「C:\動画\素材」、変更後が「D:\動画\素材」の場合、新しいフォルダを指定するだけで自動的に復旧される。
ポイント
- ファイル名が同じであれば自動で紐づく
- 複数クリップも一括で復旧可能
ファイル名を変更した場合の対処方法
置き換えで個別に対応するのが基本である。
方法①:置き換え(推奨)
手順
- 対象クリップを選択
- 右クリック
- 「クリップ処理」→「選択したクリップを置き換え」
- 新しいファイルを選択
操作イメージ
「movie_001.mp4」を「interview_001.mp4」に変更した場合、新しいファイルを手動で指定する必要がある。
ポイント
Resolveは別ファイルとして認識するため、自動では紐づかない。
方法②:再リンク(例外的)
手順
- 右クリック
- 「クリップ処理」→「選択したクリップを再リンク」
ポイント
- 再リンクは同一ファイル名が前提である
- ファイル名変更後は基本的に一致しない
- タイムコードなどのメタデータが一致している場合のみ復旧できるケースがある
再リンク・置き換え後の挙動
正しく再接続できれば編集内容はそのまま保持される。
具体的には以下が維持される。
- カット位置
- トリミング
- テロップやエフェクト
- 音量調整
そのため、オフライン表示になってもデータが消えたわけではなく、再リンクすれば元通り編集できる。
注意点
事前に整理しておくことがトラブル回避につながる。
- ファイル名変更は読み込み前に行う
- 編集途中でのリネームは避ける
- 大量素材はフォルダで管理する
まとめ
DaVinci Resolveのリンクトラブルは次のルールで対応できる。
- フォルダ変更 → 再リンク
- ファイル名変更 → 置き換え
この基本を押さえておけば、メディアオフラインでも迷わず対処できる。
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