デジタル一眼カメラの種類や性能を比較しながら、初心者におすすめするミラーレス一眼カメラを紹介する。
ミラーレス一眼と一眼レフの違い
レンズ交換式カメラには、構造の違いによりミラーレス一眼、一眼レフの2つに分けられる。使い方の差で、撮れる写真の違いはないと思って良い。
観点 | ミラーレス一眼 | 一眼レフ |
---|---|---|
カメラ本体 | 小さい | 大きい |
電池の持ち | 悪い | 良い |
ファインダー | デジタル | 光学(実物) |
スマホの撮り方に慣れていたらモニターを見るほうが使いやすいため、ファインダーを見ることは少ない。ただし、日中はモニターが見にくいのでファインダーがあった方が良い。
ファインダーから実際の風景が見たい(一眼レフ)のか、カメラで加工された風景が見たい(ミラーレス一眼)かで選んだら良いのではだろうか。カメラ店などで実際にファインダーを覗いてみると良いだろう。
おすすめは、最近の流行りのミラーレス一眼。
機種の違い
カメラ本体の性能はだいたい同じようなものなので、デザインや使いやすさで選んで良い。レンズを交換できるというのが売りのため、交換できるレンズの豊富さを気にした方が良い。
観点 | EOS Kiss | Sony α6400 |
---|---|---|
カメラのデザイン | 女子向け | 男子向け |
メーカー | 老舗メーカー | 新興メーカー |
機能 | ○ | ○ |
性能 | ○ | ○ |
レンズの豊富さ | △ | ○ |
マウント形式 | キヤノンEF-Mマウント | Sony Eマウント |
動画 | ○ | ○ |
EOS Kissはレンズの種類が少ない印象。レンズ交換による楽しみは少ないかも。しかし、マウントアダプターを使用することで、他の機種のレンズも使用することは可能。ただし、レンズ・カメラ本体の性能を100%使えない可能性があることには注意が必要。
Sony α6400は、αシリーズのAPS-C・フルサイズ機の両方で同じマウントを使用しているため、APS-C用・フルサイズ用の両方を使用することができ、レンズが豊富にある。
センサーの違い
センサーサイズが大きいほど光を受け止める部分が大きいため、画質が良くなる傾向になる。
観点 | APS-Cセンサー | フルサイズセンサー | iPhone |
---|---|---|---|
カメラ本体のサイズ | 小さい | 大きい | ー |
対応レンズのサイズ | 小さい | 大きい | ー |
対応レンズの値段 | 安い | 高い | ー |
画質 | ○ | ◎ | △ |
ボケ | 小さい | 大きい | 小さい(レンズを2つ使用し加工している) |
どう違うのかは具体的に表現できないが、比較すると違いがわかる。ここでは初心者ということなので、iPhoneの画質からステップアップしたいということなら、まずはAPS-Cセンサーで十分だろう。
センサーの大きさにより、本体やレンズの値段が上がるため、APS-C→フルサイズとステップを踏むと良い。
画素数の違い
画素数が多いほど細かく描写できるため、画質は良くなる。また、周囲を切り取りトリミングすることでズームインと同じ効果が得られる。
観点 | EOS Kiss | α6000 | iPhone |
---|---|---|---|
画素数 | 2410万画素 | 2430万画素 | 1200万画素 |
ファイル容量 | 大きい | 大きい | 小さい |
レンズ交換式カメラは、ほとんど2400万画素程度あるので、インスタの写真では1/2~1/4までトリミングしてもどうにかなるだろう。
レンズの種類の違い
レンズはズームレンズ、単焦点レンズがある。ズームレンズは画角を調整でき、撮影対象をズームイン・ズームアウトできる。単焦点レンズは画角が一定で、撮影対象をズームイン・ズームアウトできない。
観点 | ズームレンズ | 単焦点レンズ |
---|---|---|
画角 | 可変 | 固定 |
値段 | 高い | 安い |
F値 | 大きい | 小さい(ボケる) |
単焦点レンズ
単焦点レンズは、画角が固定されるため構造がシンプルになるため、コンパクトで安価でボケるレンズにできる。レンズ交換式の醍醐味である。
画角が固定だが、自分が近づけばズームインするのと同じ効果になるので、動けばある程度おぎなえる。スマホも単焦点レンズなので同じ感覚でイメージすると良い。
画素数が多ければ、トリミング(周囲を切り取る)ことで相対的にズーム効果も得られる。
撮影や編集するための時間が多く撮れる場合には有効。撮る前からすでにイメージがある場合など作品を撮るときに良いだろう。
ズームレンズ
ズームレンズは、同じ場所からズームイン・ズームアウトすることで画角を変えることができ、シャッターチャンスを逃しにくい。
動いているものを撮る場合や、撮影や編集に時間をかけることができない場合はズームレンズの方が良いだろう。
あとがき
合わせて、下記の記事も参考にしてほしい。
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