Excel マクロ（標準モジュール）を追加する手順

Microsoft Excel にマクロ（標準モジュール）を追加する手順について、紹介する。

① 事前確認：［開発］タブを表示する

※すでに表示されているなら ②へスキップ。

Excel を起動
［ファイル］→［オプション］
左メニュー ［リボンのユーザー設定］
右側の一覧で ［開発］ にチェック
［OK］

👉 これで Excel 画面に ［開発］タブ が表示される。

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［開発］タブがあるか確認し、なければ［ファイル］クリックして

［オプション］クリック

左メニュー［リボンのユーザー設定］クリックし、右側の一覧で［開発］にチェックし、［OK］クリック

② Visual Basic エディター（VBE）を開く

以下のどちらかで開く。

方法①：［開発］タブ →［Visual Basic］
方法②：Alt + F11（最速）

👉 VBA 編集画面（VBE） が開く。

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［開発］タブ →［Visual Basic］を順にクリック

③ 標準モジュールを追加する（最重要）

VBE 左側の プロジェクトエクスプローラー を確認
（表示されていないなら：Ctrl + R）
対象のブック
例：VBAProject (Book1.xlsx)
そのプロジェクトを 右クリック
［挿入］→［標準モジュール］

✅ これで Module1 が追加される。

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対象のブックを右クリックし、［挿入］→［標準モジュール］を順にクリック

「Module1」が作成される

④ マクロ（プロシージャ）を記述する

追加された Module1 をクリックし、右側のコードウィンドウに記述する。

例：最小構成のマクロ

Sub TestMacro()
    MsgBox "マクロが実行されました"
End Sub

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マクロを右側のコードウインドウに貼り付ける（記述する）

⑤ マクロ付きブックとして保存する（重要）

通常の .xlsx では マクロは保存されない。

VBE画面を開いているなら × ボタンで閉じる。

［ファイル］→［名前を付けて保存］
ファイルの種類を
Excel マクロ有効ブック（*.xlsm）
保存

⚠ 保存しないとマクロは消える。

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［ファイル」クリック

［名前を付けて保存］クリックし、［Excel マクロ有効ブック (*.xlsm)］を選択し、［保存］クリック

⑥ マクロを実行する方法

方法①：マクロ一覧から実行

Alt + F8
実行したいマクロを選択
［実行］

方法②：VBE から直接実行

カーソルを Sub ～ End Sub の中に置く
F5

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［開発］タブ→［マクロ］を順にクリック

実行したいマクロをクリックし、［実行］クリック

参考例のマクロを実行するとメッセージが表示される

よくあるトラブルと対処

■ プロジェクトエクスプローラーが見えない

Ctrl + R

■ マクロが実行できない

マクロ有効（.xlsm）で保存されているか確認する
Excel 起動時の 「マクロを有効化」 をクリックする

■ Module が見当たらない

標準モジュールは
Module1
Module2
として表示される
Sheet1 や ThisWorkbook とは別物

標準モジュールを使う理由（重要）

種類	用途
標準モジュール	一般的な処理、共通マクロ
Sheet モジュール	シートイベント用
ThisWorkbook	ブックイベント用

👉 通常のマクロは必ず「標準モジュール」に書く。

実務向けおすすめ構成

ModuleMain     … 実行用マクロ
ModuleLogic    … 処理ロジック
ModuleUtil     … 共通関数

モジュール名は
Module1 → ModuleMain のように変更すると管理しやすくなる。

（変更方法：Module を選択 → F4 → オブジェクト名を変更）

まとめ（最短手順）

開発タブ表示
Alt + F11
プロジェクト右クリック
挿入 → 標準モジュール
マクロ記述
xlsm で保存