MESHというIOT機器について気になっていたため、今更ながら調べたことをまとめる。
MESHは、ソニーが販売しているIOT機器で、プログラミング言語を知らなくても、直感的にプログラミングできる機器である。
スマホやタブレットやWindowsPCなどの端末でプログラミングができ、5種類のセンサーと2種類の出力デバイスを操作できる。センサーや出力デバイスのことをMESHブロックと呼ぶ。また、端末のカメラ・マイク・スピーカー・メール、IFTTTへの連携により拡張性もある。
センサー(インプット、トリガー、イベントにあたる部分)
何かの動作をするきっかけ(トリガー)になる部分がセンサーとなる。一般的なものが用意されているため通常使用には困らない。デザインが良いため、そのまま使用しても気にならないのが良い。
- ボタン
- 動き
- 人感
- 明るさ
- 温度・湿度
- GPIO (ほかのデバイスと接続して信号を入力して使用する上級者向け)
出力(アウトプットにあたる部分)
すぐに使えるものはLEDのみだが、端末からの連携機能により拡張性は高い。
- LED (色、点滅・点灯の組み合わせが可能)
- GPIO (電気を出力する。ここにモーターや電球などを接続して使用)
プログラミングできる端末
プログラミングができる端末はタブレット、スマホ、WindowsPCでいろいろな機器で使用することができる。
- iOS/iPadOS
- Android
- Windows
バージョンや機種によっては対応していないものがあるようなので、詳細は公式サイトで確認してほしい。
気になる点
タブレットなどの端末と各MESHブロックがBluetoothで接続されるため、常に端末がないと動作しない。端末が必要なため、どこかに設置して使用するには高価な買い物になる。中古の端末などを有効利用することが必要だろう。
また、Bluetoothでの無線接続のため、便利ではあるが、無線が切れるなど安定性が欠けることもある。そのため、あまり厳密な部分に使用することはできないだろう。
バッテリーはどれくらい持つのか
一般的な使い方をすれば、1か月持つ。一部は充電しながら使用することが可能。
バッテリー残量を確かめるには
仕事として使用できるか
バッテリー駆動、Bluetooth無線通信ということで、便利ではあるが、定期的に充電する必要がある点、充電中は使えなくなる点、無線のため切断されることがある点があり、安定性や確実性は担保できない。そのため、検証用として活用することが良いかもしれない。まずは簡単に使ってみて、業務に効果が出たら、本格的にしっかりしたものを導入するといった形が良いのではないだろうか。
MESHブロックのバッテリー残量が少なくなったり、端末とMESHブロックの接続が切断された場合、メール通知機能があるため、気づきは可能である。
家庭で使用できるか
プログラミングの考え方を教えるような教育目的で使用するのは良い。IT機器がどのように動いているのかが理解できる。
カスタマイズする気がない場合は、用途に応じた既製品を購入するほうがコスパが良い。
おもちゃ感覚で楽しみながら使用する場合には、デザイン性もよくお勧めではないだろうか。
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