テレワークが浸透してきて、Windowsのトラブル時に近くにサポートしてくれる人がいないことが多い。そのような場合にもインターネットにつながっていれば、遠隔でサポートしてもらうことができる。システム管理者やパソコンに詳しい方側も、相手の画面を見ながら操作することができるので、解決するために効率的である。
Windows10には、標準で遠隔サポートができるツール「クイック アシスト」がある。このツールを効果的に使っていただきたい。
サポートする側、サポートされる側の両面で画面を比較しながら説明する。相手がどのような画面になっているか理解できるだろう。
遠隔操作 接続手順
「クイック アシスト」の起動
まずは「クイック アシスト」をサポートする側、サポートされる側共に起動する。
起動方法は3パターン。やりやすい方法で試してほしい。
パターン① おすすめ
キーボードの CTRL + Windows + Q を同時押しする。
パターン②③
画面左下の「検索ボックス」(すべてを検索と表示)をクリックし、「qui」または「クイック」と入力し、検索された「クイック アシスト」をクリックする。

接続する
ここからは、サポートする側、サポートされる側の画面を並べて、接続手順について説明する。

遠隔操作 切断手順
遠隔操作で切断する場合は、サポートする側から切断する方法と、サポートされる側から切断する方法の2パターンある。
サポートする側からの切断

サポートされる側からの切断

新しいバージョンのクイックアシスト の画面が表示された場合
新しいバージョンのクイックアシスト の画面が表示された場合は、下記の手順でバージョンアップする。
「Microsoft Store を開く」クリック

「入手」クリック

注意点
遠隔サポートされる側は、自分のパソコンを自由に操作されてしまうという状態になる。そのため、信頼できる相手にサポートしてもらうようにしよう。
もし、危険な操作(個人情報を見られること、データを削除される、送信されるなど)をされてしまうようなことがあれば、ネットワークを切断する、または電源を強制的に切ることで止めることができる。
有線LANでインターネットに接続している場合は、LANケーブルを抜く。
無線LANでインターネットに接続している場合は、無線ルータの電源を抜く。
電源を強制的に切る場合は、電源ボタンを長く押し続ける。
マウス操作でしようとしても、相手の操作と競合するため、思うように操作ができないためである。
あとがき
インターネットがつながっていない場合は、上記の動作はできない。iPhone同士であればFaceTimeで画面を映してもらいながら操作をしてもらうことができる。
電話中に、iPhone同士かどうか確認できたら、FaceTimeボタンでタッチすることで、相手にFaceTimeで電話がかかる。つながった直後は画面側のカメラが表示されているため、背面カメラに切り替えてもらい、パソコン画面を見てもらう。
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