Microsoft365によりOneDriveの使用が増えてきており、OneDriveの活用方法を考えることが増えてきているが、OneDriveの同期をとっている場合OneDriveのローカルパスの取得が厄介だった。しかし、最近OneDriveのローカルパスの環境変数ができたようだ。
OneDriveの環境変数は、「OneDriveConsumer」「OneDriveCommercial」「OneDrive」の3つがあるようだ。
OneDriveの環境変数がない場合の問題点
OneDriveの環境変数がなかった場合の問題点は、同期するフォルダ名がパソコンによって変わる可能性があること。ドライブ名が違っていたり、フォルダ名をユーザーが意図して変更することもできる。ユーザーに変更しないで!といっても100%制御はできないだろう。
そんな時にこの環境変数で指定できるようになれば、固定のパスを指定できるため、自動で保存する場所や開くフォルダなど指定しやすい。
OneDriveのローカルパスの環境変数
OneDriveCommercial | 組織アカウントのOneDriveフォルダのルートパス |
OneDriveConsumer | 個人アカウントのOneDeiveフォルダのルートパス |
OneDrive | OneDriveCommercial と同様 |
組織アカウントは一般的に会社で使用されるアカウント(メールアドレス)。
個人アカウントは無料でも作成できるMicrosoftアカウントである。
使用例
%OneDriveConsumer%\デスクトップ
%OneDriveConsumer%\Microsoft Teams チャット ファイル
%OneDriveCommercial%
その他
関連して、組織アカウントで特定のSharePointのフォルダを同期した場合は、下記のパスで取得する。
%USERPROFILE%\[組織名]
[組織名]は各会社や組織の名称でそれぞれ異なるため、直接指定する。
SharePointの共有フォルダを同期させ、デスクトップのそのフォルダのショートカットを作成するときなどに使用できる。
ちなみに、SharePointのフォルダを同期させるコマンドはなく、GUIによる操作が必要のようである。
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